沖縄青の洞窟について-Part1-
青の洞窟インストラクター
ガイド歴20年/潜水士/2児の母
夏の沖縄が大好き。猫好き。
それじゃいつも通りよろしく。
はい。それでは最初に本記事の紹介させてください。本記事はPart1〜4に分けて構成されています。順番に読み進めてもらえば沖縄青の洞窟に関する事すべて分かっちゃいます!
初めてでも不安なく沖縄青の洞窟に行ける様に私とONOKAで一生懸命解説していきます。
次回Part2記事
沖縄青の洞窟について
現在は青の洞窟ツアーとして沖縄の人気NO,1観光スポットです。
青の洞窟の場所一帯は大昔は海に沈んでいたとされ、地殻変動から引き起こされる要因により、海底が隆起(盛り上がる)した後、雨水や海水の侵食により長い年月を経て洞窟が形成されたとされています。
今も雨の日は洞窟内にポツポツと雨水が滴ります。
サンゴや貝殻などの堆積を元に形成された洞窟内の壁は琉球石灰岩となり、洞窟内の琉球石灰岩の壁は触るとツルツル、スベスベしています。
青の洞窟内に入った時は壁を触ってみてください。
沖縄で青の洞窟ツアーが有名になる前は「地元の子供達の遊び場」さらにその昔1935年〜あたりでは漁師がサバニ(木製の小船)を使用した漁が盛んに行われていました。そのサバニ漁の最中に海が悪天候で急変した際、サバニ船の避難場所として使われていました。
青の洞窟の奥は陸地に繋がっていますので歩いて真栄田岬まで行けます。
<青の洞窟場所>
沖縄本島の青の洞窟は恩納村真栄田岬(オンナソン マエダミサキ)の崖沿いにあります。
<青の洞窟行き方>
ダイビングショップが開催する青の洞窟ツアーに参加or真栄田岬から個人的に泳いで行く。
<青の洞窟の輝き>
青の洞窟の輝きはライトアップではありません。洞窟入り口から差し込む「自然光」により輝いています。
<青の洞窟人気の理由>
観光客の方が集中する夏時期(7月/8月/9月)には真栄田岬の地形の影響で青の洞窟周辺は毎日とても穏やかな海になります。初心者の方でも安心してシュノーケリングやスキューバダイビングが楽しく体験できます。そして青の洞窟は沖縄本島でもアクセスが便利な恩納村にあり真栄田岬からは泳いで行けるほど近いポイントです。陸から近いポイントなのに珊瑚も豊富で熱帯魚もいっぱい生息しています。
「夏時期に穏やかな海」「豊富な珊瑚と熱帯魚」「アクセスが便利」これらの好条件により観光客の方や熟練ダイバーの方まで満足できる沖縄本島人気NO,1の観光スポットが「青の洞窟」です。
ここから先の -目次-
沖縄青の洞窟の輝き
青色とゆうかエメラルドな緑に近いな。
そうなんだよね。その時間帯の太陽の角度や潮の満ち引きの水位によって色々な青色の輝きが見れるよ。
光が届く洞窟の入り口だけが青色になるので、洞窟の奥は暗くなっていますよ。
青の洞窟の奥行きは約15m〜20mほど、幅も狭いところでは5mほどです。青の洞窟内全体が青色に輝くのではなく、入り口周辺のみが青色に輝きます。洞窟奥は薄暗い印象があります。
青の洞窟の入り口から自然光が差し込み、青の洞窟の底にある白い砂地に光が反射します。七色で構成される自然光から青色だけは海に吸収されにくい性質があります。海が青色に見える理由と同じで光が届く青の洞窟入り口周辺だけが綺麗な青色に輝きます。曇りの日や雨の日でも、日中の明るさがあれば青の洞窟は青色に輝きます。
自然が作り出した青の洞窟。その神秘的な輝きは沖縄本島では群を抜く絶景ポイントです。
2020年からSDGs(環境保護)の観点から、各ショップ毎に青の洞窟ツアー内容の一部変更などございますが、現在も変わらず青の洞窟ツアーは人気を継続しています。
沖縄青の洞窟行ける確率
全然行けないねぇ。
冬時期は北風が増えるから波が高くなって行けない日も増えますね。
観光客の多い夏時期は南風が多いので台風が来ない限りほとんど毎日行けます。逆に観光客の少ない冬時期は行ける可能性が低くなりますので、年間通すと確率は大体このくらいですね。
夏時期(梅雨明け後〜9月中旬)は太平洋高気圧の影響により、沖縄地方はほぼ南方向からの風向きとなります。青の洞窟の入り口は北向きにありますので、真栄田岬が島陰となり南方向からの風を遮ぎります。そのため夏時期は青の洞窟周辺の海がとても穏やかになります。マリンアクティビティが盛んな夏時期に青の洞窟はとても遊びやすいので、これも青の洞窟人気の理由の一つです。それ以外の時期は風向きも定まりにくいので、青の洞窟周辺の海が高波となり行けない日も増えて来ます。特に冬時期は北風の日が増えますので、まったく行けない事はないですが比較的確率は低くなります。
夏時期以外は高波の割合が増える真栄田岬ですので青の洞窟に行けない日が多くなりますが、そんな時でも高確率で青の洞窟に行けるのがボート便です。
ボートで行く青の洞窟に関しては下記関連記事で解説しています。
関連記事
アクセス便利沖縄青の洞窟
沖縄の真ん中あたりにあります。
アクセスがとても便利です。青の洞窟は沖縄本島で1番手軽に綺麗な海や熱帯魚観察を体験できる素晴らしい観光スポットです。このお手軽具合が人気の理由の一つでもあります。
泳げない方や初心者にも適したアクティビティポイントですので観光客の方を分け隔てなくご案内可能です。
青の洞窟は沖縄本島の恩納村真栄田岬にあります。恩納村自体は北部地区に分類されますが、場所的にはちょうど沖縄の真ん中あたりです。北部、南部からもアクセスが便利で青の洞窟ポイントはボートで5分!陸からも歩いて行けるポイントです。とってもお手軽に沖縄の素晴らしい海を体験できる本島では唯一無二の素晴らしい観光スポットです。
さらに夏時期は海もとても穏やかになりますので、泳げない方や初心者にも適したアクティビティスポットでもあります。
自分で行ける沖縄青の洞窟
青の洞窟ツアーに参加しないでも自分で行けるんだね。
そうなんだけど道具の準備や片付けの手間でけっこう大変なんだよね 汗
自分で行く場合は時間制限がないのは良いですが、その他のデメリットも多いので青の洞窟ラボサイトはツアー参加をおすすめしていますよ。それでは見ていきましょう。
青の洞窟の輝きを見に行くにはツアーに参加するか自分で泳いで行くかの2通りあります。それぞれの特徴をご紹介します。
青の洞窟入り口の場所
ビーチから行く場合はこちらの階段、ボートから行く場合は青の洞窟前まで行きます。
真栄田岬まで行けばすぐ階段の場所は分かるよ。
真栄田岬管理事務所の横側に海へと続く階段があります。個人で行く場合はビーチからになるので必ずこちらの階段を使います。
階段を下って崖沿いを右側に歩いて青の洞窟まで行くこともできますが、足場がとても悪く転ぶと岩で怪我をしますので海から泳いで行くのがよいでしょう。
階段を降りきったところから海に入れますのでそのまま東方向へ300mほど泳ぐと青の洞窟の入り口があります。
青の洞窟ツアーに参加する場合
ダイビングショップが開催する青の洞窟ツアーに参加すれば、シュノーケリングやダイビング器材を準備することなく青の洞窟にお手軽に行けます。ダイビングショップによってボートツアー・ビーチツアーがあります。
海で遊ぶ時間に制限はありますが、青の洞窟ツアー平均価格を見ても安価に海で遊べて、写真撮影などもお任せできるのでツアーに参加がおすすめです。シュノーケルだけでなく免許がない方もツアーに参加すれば体験ダイビングができますので、おすすめの行き方です。
自分で行く青の洞窟場合
海の状況は風向きや天候で急変することもあり毎年死亡事故が発生しているのも事実です。危険な海洋状況になる可能性があるので自分たちで行くのは基本的におすすめはできません。
すこし波があるとダイビング資格所持者、資格がない状態ではインストラクター同行でないと海に入れません。ダイビングショップの青の洞窟ツアーに参加するのが安全な行き方です。
下記関連記事ではツアーに参加せず自分で行く青の洞窟についてのメリット・デメリットを紹介しています。
自分で青の洞窟に行くと費用、安全面、手間、クオリティ等々、負担がかなりあります。やはり青の洞窟ツアー参加して沖縄青の洞窟に行くのが良いと思います。
青の洞窟ライブカメラあります。
青旗以外は個人で行くと海に入れませんので、必ずライブカメラで青旗を確認してから向かいましょう。
関連サイト:真栄田岬の遊泳情報
観光スポット真栄田岬
真栄田岬は海の眺めもとても良く夕日も楽しめますよ。
真栄田岬住所
沖縄県 国頭郡 恩納村 真栄田 469-1 ( オキナワケン クニガミグン オンナソン マエダ )
真栄田岬には、「海の景色を楽しめる見晴らしの良い展望台」「自然豊かな遊歩道」「夕日スポット」など海に入らなくても、また青の洞窟に行かなくても楽しめる素晴らしい観光スポットです。
営業時間や設備については下記真栄田岬公式サイトで詳しく記載がございます。
関連サイト
那覇空港からレンタカー
・高速道路:54分
・一般道路:1時間5分
※一般道路は渋滞もありますので高速道路がおすすめですが、高速道路までの那覇市内での渋滞の可能性もありますので、30分程余裕を持って焦らず行きましょう。
名護市街からレンタカー
・高速道路:38分
・一般道路:44分
※名護などの北部から真栄田岬(青の洞窟)に向かう場合は一般道がおすすめです。渋滞もせず海沿いをドライブできます。
真栄田岬に有料駐車場ありますので、レンタカー停めれます(1時間100円)
バスで真栄田岬
久良波(クラハ)バス停からが1番スムーズに真栄田岬まで行けます。
久良波バス停から徒歩で15分、距離1.2キロですが、坂道も多く夏場では沖縄の日差しもキツくかなり大変ですので、バス停からはタクシーがおすすめです。
タクシー電話番号(第一交通 098-956-2305)
沖縄でバスに乗る場合に必要な乗り換え案内や、その他バスについて色々と確認できるとっても便利なバスサイトです↓
関連サイト
タクシーで真栄田岬
那覇市内からは高速道路を利用したほうが良いですが、名護(北部)からは渋滞もしないので58号線で行くことをおすすめします。タクシーの運転手さんには行き先を真栄田岬と伝えましょう。那覇空港からはおおよそ9,000円はタクシー代金が必要です。
・高速道路:54分
・一般道路:1時間5分
真栄田岬近くローカル定食屋とお土産スポット
地元の方はこちらのお店で沖縄そばやゴーヤチャンプルー食べてます♪
海で泳いだり、観光スポット巡りはお腹が空きますよね。青の洞窟近辺で地元の方も集う、おすすめの食事場所もご紹介いたします。
真栄田岬から車で2分、地元の方にとても愛されている沖縄のローカル食堂です。ゴーヤチャンプルーなどのチャンプルー系や、おきなわそば、チーイリチャー(豚の内臓血炒め)など、THE沖縄定食が楽しめます。チーイリチャーは見た目真っ黒ですが、ニンニクが効いているスタミナ料理です。
真栄田岬から車で8分、こちらも沖縄ローカル定食屋です。夜は居酒屋になります。魚バター焼き、アバサー汁(ハリセンボン),イカスミ汁など海鮮料理が充実しています。
お土産を買うなら恩納村の道の駅がおすすめだよ。
真栄田岬から車で8分、おきなわそば、テビチ専門店、かまぼこ(種類がいっぱいおいしいです。)、フルーツかき氷、沖縄のお土産も揃っています。
以上が沖縄青の洞窟についてです。分かってくれましたか?ネコ君。
初めてにしては中々上手な解説だったね。色々わかったにゃーん。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
青の洞窟ラボサイトは青の洞窟ツアーをPart4まで記事に分けて紹介しています。順番に読んでいただければ「沖縄青の洞窟」について全て分かります。
Part2 次の記事はこちら→ 青の洞窟ツアーについて
下記一覧でも残り3つの記事確認できます。みなさまが毎年遊びに行きたくなる素晴らしいショップが見つかり青の洞窟を思いっきり楽しめることを願っています♪それでは次の記事でお会いしましょー!