青の洞窟ツアー|クラゲの被害について

青の洞窟ツアー|クラゲの被害について

筆者紹介:ONOKA(沖縄在住)
青の洞窟インストラクター
ガイド歴20年/潜水士/2児の母
夏の沖縄が大好き。猫好き。
ネコちゃん

それじゃ今回は青の洞窟のクラゲについてだな。よろしく

ONOKA

私も何回も刺された事あるけどかゆいし大変なんだよね。

博士

海洋生物からの被害はクラゲだけでなくチンクイもあります。

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青の洞窟ツアー中の海洋生物からの被害に関して、「サメ被害」をご紹介いたしました。

今回の記事は青の洞窟ツアー中で年に数回は報告がある、クラゲなどの海洋生物からの被害についてです。

青の洞窟ツアークラゲ被害

ビーチにクラゲが打ち上がっている。

クラゲに刺されると、ピリッと痺れるようなあの感覚はとても嫌なものがあります。

沖縄県でクラゲの被害が増え始めるのは水温が上昇してくる夏時期です。青の洞窟ツアー中もクラゲはよくいますが注意喚起している危険なハブクラゲは沖に生息しているので青の洞窟ツアー中見た事がありません。

「カツオノエボシ」「チンクイ」「刺された後の対処法」を本記事青の洞窟ツアークラゲの被害としてご紹介していきます。

しっかりした対処や刺された衝撃がなんなのかを理解すればパニックにならず被害は最小限に抑えられます。海でパニック状態は禁物です。

カツオノエボシについて

博士

刺されると電気が走ったような鋭い痛み。

カツオノエボシ

通称:電気クラゲ 見た目:青色の透明色で浮袋でプカプカしています。

カツオノエボシが泳ぐことはなく浮袋がついているので水面を漂うように生息しています。電気クラゲとも呼ばれて触手に強い毒性があり触れた瞬間電気が走ったようなビリつきと痛みがあります。

青の洞窟ツアー中やシュノーケリングの最中にカツオノエボシを見つけて避けるのは中々難しいです。運悪く触れてしまうと鋭い痛みと触手がちぎれて広がるので周囲の方にも影響があります。実際に青の洞窟ツアー中に私も刺されてしまった経験がありますが、とんでもなく痛かったです。

夏時期(梅雨明け〜9月中旬)は南風が多く、青の洞窟周辺は波一つない状態で、潮の満ち引きによりカツオノエボシが漂ってきます。真栄田岬(青の洞窟)は夏時期の穏やかな時は潮たまりとなり流れがないのでそのまま青の洞窟周辺にいることがあります。しかしカツオノエボシの被害は青の洞窟ツアーで年間何万人と泳いでいますが被害もあまり聞かないので、青の洞窟周辺にカツオノエボシは少ないと思います。

チンクイについて

ONOKA

海にはいってチクチク感じるのがチンクイです。

チクチクの正体は・・・

ゾエア(エビ・カニの幼生)通称:チンクイ

沖縄のサーファーの方には特に有名でチンクイと呼んでいます。プランクトンなので水温が上がってくる夏時期に増え、目で確認することは不可能で水面ちかくに漂っています。水面ちかくのサーファーはチンクイの被害が多いそうです。ですのでシュノーケリングではチクチクしますが、水中に潜るダイビングではチクチクしません。チンクイに強い毒性はないのでアナフィラキシーなどはありませんが、肌には蚊に刺された後が赤く広がりとにかく陸に上がったあとも数日間は痒いのでとても厄介物です。

泳いでいる最中に手足や首などがチクチクすることはありませんか?体質によってはまったくそれを感じない方はいますが私はとても肌が敏感ですので、夏時期の青の洞窟ツアーで海にはいると必ずチクチクします。

刺された時の対処

カツオノエボシに刺された時の対処

博士

カツオノエボシにお酢は絶対NGです!

お酢はハブクラゲだけです。他の場合は触手を刺激し逆効果です!

カツオノエボシに刺されると電気クラゲと言われるに相応しいビリッと衝撃があります。アナフィラキシーショックもありますので落ち着いた対応が必要です。パニックにならず正しい対処をすれば被害は最小限に抑えられます。

被害を広げないために周囲の方と少し距離をとり(ショック状態ですので溺れる危険もあるので離れすぎないこと)刺された部分を水中でやさしく撫でるように手のひらで触手を取り払います。(青い触手がついていたらカツオノエボシです。)陸またはボートに上がり、患部を真水で流します。

お酢が効くのはハブクラゲなど一部の種類だけでほとんどは逆効果となります。何に刺されたか分からない場合も含めて基本的には海水で流しながら触手を大体取り払います。あとは真水やあればお風呂くらいのお湯で流すのが効果的です。

チンクイに刺された時の対処

ONOKA

日焼け止めを首、足、手に塗るとチクチクしませんでした♪

事前準備でチクチク回避できます。

サンゴ保護の目的で2021年にハワイ州で紫外線吸収剤が使用禁止となりました。日焼け止めを塗ると私の経験からはチンクイの被害を軽減できます。沖縄県は日焼け止めは使用禁止ではないですが、環境保護の観点からも上記海やサンゴに優しいクラゲ予防クリームや日焼け止めを推奨しています。

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強い毒性があるわけではないのでチクチクするところから離れて泳ぐぐらいですが、チクチクが酷すぎて不快感が続く場合は青の洞窟ツアーを中断して(インストラクターと相談し)海から上がりましょう。そのまままチクチクと泳ぎ続けるとあとで痒いところが多くて大変です。

これだけでチンクイの被害をほとんど抑えられるので、私はガイドで海に入る時は絶対にラッシュガードと日焼け止めは必要でした。海に入る時はクラゲ予防クリームや日焼け止め、ラッシュガードはおすすめです。

夜痒くなってしまった時

ネコちゃん

絶対に掻いちゃダメなんだ。我慢我慢。

カツオノエボシに関しては絶対に医師の処置をおすすめしていますので、軟膏などを処方された場合はそれを使用するのが良いと思います。

チンクイではいちいち病院には行きません。ですが寝る前や、ふとした時に急に痒くなるものです。私はその場合はムヒ(蚊の薬)を塗ってます。それかけっこう熱めのお湯をシャワーでかけています。(これがとても気持ち良いです笑)

絶対にダメなのが掻いてしまうことです。蚊に刺された時とは違い治癒もおそくなります。掻かないように我慢です。ムヒ、お湯、夜は手袋、ここまで徹底すればすぐ良くなります^^

以上が青の洞窟ツアー中のクラゲの被害についてです。

ONOKA

最後まで青の洞窟クラゲについての記事読んでいただいてありがとうございます。

本日の1記事1お役立ちグッズ紹介は先ほどのサンゴにも優しいクラゲクリームと日焼け止めとさせていただきます。

クラゲの被害については運に左右されますが、効果ある予防法もお伝えしましたので準備を整えて素晴らしい青の洞窟ツアーをお楽しみください^^