青の洞窟ツアーは天気よりも風向きが重要です。

青の洞窟ツアーは天気よりも風向きが重要です。

筆者紹介:ONOKA(沖縄在住)
青の洞窟インストラクター
ガイド歴20年/潜水士/2児の母
夏の沖縄が大好き。猫好き。
ネコちゃん

風が強いからって青の洞窟ツアーに何か関係するの?

ONOKA

風向きが1番重要だからツアーを開催しているダイビングショップは毎日天気予報とにらめっこだよー。

博士

青の洞窟は「南風に強く・北風に弱い」ポイントですよ。

前回の記事では「雨」の場合の青の洞窟ツアーについてお伝えさせていただきました。

今回は青の洞窟ツアーは天気よりも風向きの方が重要なことについて解説させていただきます。

雨や曇りですとお客様から青の洞窟ツアーは開催されるか否かの問い合わせが増えます。心配になるお気持ちとっても良くわかります。

ですが青の洞窟ツアーは晴れていても中止になることがあります。それは風向きと風速が関係しています。

それでは青の洞窟ツアーが天気より風向きが重要なのかを解説していきます。

青の洞窟は北側に向けて入り口があります。

南方向からの風の場合は青の洞窟周辺は島陰となり、波など一切ないとても穏やかな海となります。

北方向からの風が吹くと・・・

風速にもよりますが青の洞窟周辺は高波になりやすく、晴れていて気持ち良い天候でも青の洞窟ツアーは中止になります。

博士

晴れているのに青の洞窟に行けないのは風向き・風速がツアーに適していない為です。

時期によって吹きやすい風向きは変わります。

■ 夏時期(梅雨明け〜9月中旬)は太平洋高気圧のおかげで南風の日が続きますので、青の洞窟ツアーはほぼ毎日開催できます。

冬時期(11月〜2月)北方向からの風向きの日が増えるに従い、青の洞窟ツアーも中止が多くなります。

その他時期:風向きは毎日安定せず色々な方向から吹きます。

ONOKA

ですので夏時期以外は青の洞窟に行ける可能性も下がります。

北風の強風は次の日まで波が残ることもあります。

海の状況は毎日毎時間変化します。高波が次の日まで残る日もあれば、数時間で穏やかな海洋状況になったりします。大体の予測はつきますが、青の洞窟ツアー開催可否については当日の朝になってみないと正直わからない場合が多いです。

風向き:北方向の青の洞窟ツアー

風速が4m〜5mで青の洞窟ツアーは中止になる可能性が高くなります。水面はバシャバシャと波が立ち、細かなうねりもでてくるので泳ぐのに適さない海洋状況です。

風向き:東方向の青の洞窟ツアー

南東など南方向に寄れば問題なく青の洞窟ツアーを開催することはできますが北東等、北寄りの風向きが混ざると青の洞窟は高波となりツアー開催は出来なくなります。

風向き:南方向の青の洞窟ツアー

まったく問題ありません。7m〜8mの南風強風でも青の洞窟周辺はとても穏やかになります。夏時期はほぼ南風になるので青の洞窟は海で遊ぶに適したポイントです。

風向き:西方向の青の洞窟ツアー

南西であれば6m〜7mの風速でも青の洞窟ツアーは問題なく開催されますが、西方向または北西で5m〜6mの風が吹くと青の洞窟にはおおきなうねりが発生します。細かい波ではなく大きなうねりですので、波打ち際や浅瀬は水位にもよりますがとても危険な状況になる場合があります。

博士

風向きによって青の洞窟の波状況は一変します。

自然相手の青の洞窟ツアーです。

青の洞窟ツアーを開催するダイビングショップはいち早くお客様に確実な海洋状況をお伝えしたい限りですが、自然相手のツアーとなりますので開催時間にならないとお伝えが難しい場面が多く心苦しい限りです。

毎日行ける可能性の高い夏時期も台風が来てしまうと青の洞窟ツアーは中止となります。

ネコちゃん

自然相手にダイビングショップも大変だね。

博士

青の洞窟ツアーは風向き・風速が重要な事お分かり頂けましたでしょうか。

ONOKA

本記事記事を最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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