沖縄本島青の洞窟|年間平均で開催確率が50%以下の理由

沖縄本島青の洞窟|年間平均で開催確率が50%以下の理由

筆者紹介:ONOKA(沖縄在住)
青の洞窟インストラクター
ガイド歴20年/潜水士/2児の母
夏の沖縄が大好き。猫好き。

青の洞窟ツアー開催確率が50%以下の理由

ネコちゃん

いつでも行けるわけではないんだな。

ONOKA

そうなんだよね。自然相手だから予想も難しいんだよね 汗

行けないと残念だよね。

博士

少しでも行ける確率を高くする為、青の洞窟にはボートで行くツアーがあります。

年間平均で青の洞窟ツアーの開催率は50%を下回ります。夏時期は台風が来ない限りほぼ毎日開催は可能ですが冬時期の北風等により開催率が極端に下がりますので年間平均が50%以下となります。今回の記事ではなぜ青の洞窟ツアーが開催できなくなるのかを解説していきます。


強風・高波による中止

青の洞窟ツアーが開催できない1番の理由が強風による高波が理由となります。夏時期以外は南方向以外の風が強く(5m以上)吹くこともよくあり、青の洞窟周辺は高波になり青の洞窟ツアーを開催するととても危険な海洋状況になります。前日からの強風の影響により波が残っている場合は翌日も中止になります。

特に冬時期は北風の日が増えますので、連日ツアー中止が続くことも珍しくはありません。ですので夏時期は台風以外ほぼ行けますが、その他の時期でいけない日も多く年間平均で50%以下となります。

そして自然相手の青の洞窟ツアーですので波の状況は予報通りとは行かず最終的な判断はツアー直前となることが多いです。


台風での中止

7月〜10月が台風に注意しないと行けない時期です。特に8月9月は多ければ3回〜4回は沖縄地方に台風が接近したり直撃も良くあります。台風の場合は沖縄地方すべての海域で高波となり海でのアクティビティは長いと3日間は完全に中止となります。


その他に天候や自然災害によって中止となる場合もあります。

1年に数回は発生する自然災害による青の洞窟ツアー中止理由です。

にごりにより中止

夏時期に発生する積乱雲の影響で短時間に集中した豪雨で、畑の多い真栄田地区の赤土が海へ流出します。

水面から2m〜3mは赤茶色に水中がにごります。青の洞窟の輝きは綺麗ですが熱帯魚などがまったく見えませんので、場合によってはツアー中止の措置となります。

自然災害により中止

地震の影響による津波警報発令でのツアー中止、現在では影響はありませんが軽石が真栄田岬に押し寄せツアー中止もありました。

強風・高波や自然災害によって青の洞窟に行けない可能性があることや、年間平均で50%を下回ってしまう理由についてお分かりいただけましたでしょうか。

ですので青の洞窟ラボサイトは少しでも行ける可能性の高いボート便をおすすめしています。

青の洞窟に行ける確率の高いボート便について

青の洞窟に行けない1番の理由が高波ですが、真栄田岬の波が高くなる波打ち際をショートカットして青の洞窟に行けるボートツアーがあります。比較的波の穏やかな海上から青の洞窟へ泳いで行きますので青の洞窟に行ける確率は高くなります。

ネコちゃん

それで青の洞窟ボートツアーができたのか。

ONOKA

高確率なだけでなく楽に青の洞窟に行けるからボートはおすすめだよ。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。せっかくの青の洞窟を楽しみにご来店いただいたお客様へは大変心苦しく思います。ダイビングショップによっては代替ポイントでのアクティビティ体験も行っていますので、沖縄の綺麗な海の中をぜひ体験ください。

以上が本記事青の洞窟が中止になる理由についてです。